マニラの渋滞(2)

悪名高いマニラの渋滞。アジア広しといえど一二を争う渋滞のひどさはジャカルタとマニラが双璧だろう。特に9月からは ber monthというberで終わる月から渋滞が始まると言われている。それもそのはず、ber monthはクリスマスへのカウントダウン開始の月でもある。クリスマスに向けて買い物客が増えるからモール近辺が渋滞し、それが派生してマニラの道路が渋滞するというもの。ただ、私自身はいまいちこの理由に納得していない。むしろ信号の少なさ、ないに等しい運転マナー、好き勝手に運転する大型バス(バスターミナルから何台も出てきて道路をブロックする)、歩道がない(歩行者がなぜか急に車道に出てきて車が止まる)などが渋滞の原因のように思える。


その上、来週からフィリピンでASEANが始まるとあって12日(月)から3日間、マニラ中の学校は休みになる。子どもを車で送る親が多く、学校が休みの時期は俄然、道路がすき渋滞がおさまる。それでも明日日曜から各国のdelegationがマニラに来るため空港はじめ、街中の道路のとてつもない渋滞のうわさが先行している。ちなみに土曜の今日は、既にEDSAの道路が2車線封鎖され、5車線から3車線になっていた。しかもASEAN Line とPrivate car lineの車線がおめみえしていた。途中で車線変更できないように各車線の境界が区切られており、目的地の手前で右折したくてもできず延々はるか向こうまで行かされる始末。このまま12月まで渋滞に悩まされるかと気が重い。


マニラの渋滞

雨、金曜、給料日ーこれらはいずれもマニラが渋滞となる三大条件である。ひとつでも起きれば渋滞は起きるが、二つ以上そろえば間違いなく大渋滞必至。それが今日はこれに、大型モールのセール初日という好条件まで加わった。


①雨ーといっても大降りの雨。目の前が見えにくくなるほどの滝のような雨が急に降りだすのが雨季の特徴。自然と車はスピードダウンするので車は数珠つなぎに。これはよくあること。

➁金曜ーどうもフィリピン人にとって週末は特別の響きがあるようだ。金曜は朝からもうスタッフもウキウキ、週末モード。午後には仕事モードも薄れており仕事にならない。

③給料日(Pay day)はフィリピンでは月に二度、つまり二週間に一度が定番。ペイデイにはすぐに買い物に行く人が多いとか。

➃ber monthー加えて今はクリスマスに向けたber month(=berがつく月、つまり9月~12月)真っ只中ということで、一年で最も混雑する時期でもある。


ただでさえ車が多いマニラだが、渋滞が加速してひどくなったのはここ5年くらいで、10年前はここまでひどくなかったとか。その一つは乗用車が市民の手の届く存在になったということ。おそらくフィリピンが好景気なのだろう。しかし渋滞の要因は、車の台数増加だけではない。むしろ縦横無尽なドライバーと歩行者の行動にあると思えてならない。運転マナーなどどこ吹く風、好き勝手に路線を変更する(そして直線でくる車をブロックする)大型バスも渋滞に拍車をかけている。たまにMMDA(メトロマニラ開発公社)のスタッフが交通整理をしているが、雨が降れば当然いなくなる。歩行者用のフライオーバー(=歩道橋にあたるーマレーシア、タイではよくある)がないのも、渋滞に一因だ。あちこちで歩行者が自由に道路を横断するので車もとまる。大型バスが道路の途中で停まっているかと思えば、そうした歩行者だった乗客がバスに乗降している間、思いもよらぬところでバスがとまって道をふさいでいる。クラクションの嵐。


こうした渋滞を緩和すべく、政府(MMDAの案だとも言われている)は先日、モールでの金曜のセール開催を禁止、セール開催は土日に限定するお達しを出したらしい。しかしそれも来週~と言うから、今日は、望むらくは最初で最後の「金曜」のセール日ということか。ともあれ今はクリスマス前の商戦シーズン、果たしてうまくいくか(ビジネス界が反対するかもしれない)ー乞うご期待。


慣れたくはないけれど簡単には避けられず、とりあえず付き合っていくしかないーマニラの渋滞もそのひとつだ。


ハノイ


今年8月にハノイへ。ベトナムは、アジアの中で最もホッとする国ともいえる。もちろん祖国日本に次いでの話だが。


最初に行った2001年に比べれば、隔世の感がある。まずノイバイ空港からして、当時はどこぞの地方都市の空港かと見紛うような規模だったノイバイ空港も、今やモダンな南国の空港として聳え立つ。市民の足として、市内を行き交うのはシクロやバイクではなく車。格段に車が増えた。2001年当時は、ハノイでもバイクや自転車が主流で、その間をちらほら車がある、くらいで、バイクと車の割合は9:1(かそれ以下)と明らかに車は少数派だった。それが2017年の今はもう、車が主流でその間を縫うようにバイクが走っている。ハノイの風情よ、どこに。

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カフェは街中いたるところにある。

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それでも面白いことはあるもので、とある金曜日のこと友人にピアノのコンサートに誘われた。クラシックコンサートというが果たして弦楽四重奏だった。


演奏前の舞台

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観客は子ども連れの家族が多い。 結構、自由気ままに聞いている子供たち。2階最前列に子供だけ3人座り、そこから身を乗り出すなどのように日本だったら冷や冷やするような聴衆の行動が散見される。


米国人の演奏家たちが弾き終えたあとアンコールを求める拍手もなく、やおら人々が舞台に上がりだした。演奏後、観客が好き好きに舞台に上がり写真をとっているとは。。

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ドバイで働くフィリピン人


フィリピン人は英語ができるため海外へ働きに出る話をよく聞く。それも技術者や何かの専門職というよりは、ドライバー、ホテルの従業員、工場などのいわゆる普通の仕事で、いとも簡単に(と傍からはみえる)海外で働くオプションを考えたり探し始める。ただビザを取るのに時間がかかるので1年越し以上の計画とはなるようだ。

人気の行き先はやはり米国、フィリピン人の好きな国ナンバー1だろう。次いでカナダ、オーストラリア、英国、ニュージーランドと続くが、いずれも就労ビザ取得がなかなか容易ではないらしい。番外編といっては何だが、やはり人気(?)の就労国は中東、その中でも行き先はドバイだ。その理由はずばり、ビザが取得しやすい、給料が高いの2点にある。同僚のフィリピン人でも夫がドバイで働いているという話は割とよく耳にする。

今日のUberドライバーもそうだった。ライセンス看護師としてドバイで1年働いた、と話すので、そもそもライセンス看護師とは何かときくと、その国の試験を受け免許を取った看護師だという。彼の場合、フィリピンで看護師の免許を取ったが、働く先でも英語で看護師の資格試験を受けて合格すればその国の免許がとれるらしい。まだ20代の彼はまた機会があえばいつでも海外で働きたい、行き先を探しているというので、「それほどならドバイにもう少しいるという選択肢はなかったの?どうしてドバイから帰ってきたの?」と聞いたところ、同僚と仕事のやり方、要はそりが合わなかったので契約を更新しなかったという。曰く、中東の同僚は仕事をしないどころか自分のするべき仕事までフィリピン人の彼に振ってくる、しかも偉そうに振る舞う、自分の英語がわからないとアラビア語で仲間内で仕事を進めるので結局だんだん仕事にならなくなる、などなど。中東人は怠け者だとまで言うフィリピン人の彼。今は、フィリピンでパートタイマーで看護師をしながら、たまにこうしUberのドライバーをしているとのこと。次はドバイでないところで働くことを目指している。

それにしても、若い頃からこのように気軽に海外で働く選択肢を考えることができるのは、やはり英語が堪能だからだろうか。普通の日本人は海外で働くとなると一大事のように思えてしまうのとは対照的だ。
プロフィール

Sainah

Author:Sainah
仕事&興味:途上国と開発援助 [セクター] 農業・自然環境・生態系
少数民族、伝統文化、科学・技術、時間管理、組織マネジメント、外国語(☜ 日本語とあわせて日々奮闘中)、海より山、温泉、古いもの好き、ABBA、中島みゆき

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