星座の傘


ところで、ミュージアムショップをのぞくのが結構好きな性質です。
時々ちょっとした小物を買い求めていましたが、はがきを買っていたのは随分昔のこと。マグネットも冷蔵庫の大きさ上、限界があるのでこれ以上要らないし、いい加減クリアファイルだって何枚もはいらなくなってきたところ(しかもたいていファイルは美術館の柄付きで中がみえない→「クリア」ファイルになっていない)。そこで、今回思わず買ってしまったのはこの傘!外は雨だったし、今の傘がいまにも壊れそうな気配でさびてきたこともあり、タイムリーとばかりに買い求めてしまいました。

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ところが帰宅してわかったのは傘が開かない、というか開いてもカチっと止まらないのです(つまり傘をさせない)。そこは悲しいかな、ミュージアムショップ。購入時にデパートのように開いてみることもなく(まあ連休のはざまで混んでいましたから理解できるのですが)気づかず持ち帰ってみるとこの状態。また上野まで行くのは面倒だな〜と思いつつ翌日連絡して見たところ、宅急便で傘の返却となりました。それが4日のこと。なのに今日6日にはすでに替わりの傘が届き、その速さにビックリ!さすが日本だわ。ミュージアムの方もさぞかしお忙しい中ありがとうございました。

下から見るとこんな感じ。傘をさすだけで楽しそう。雨でも星を見れるってなかなかすごいこと、そう思うとこうした傘を作る発想にも感心です。
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空を見ると気持ちが大きくなることがあります。それが雨でも夜でもできるのはうれしいです。昨日、今日の満月もスーパームーンでいうんでしょうか、何ともきれいでした。

博物館めぐり


GW中、唯一の外出として国立科学博物館のインカ帝国展に行った。雨の日ということで少しは空いているとの期待もあった。入り口ではすんなり入れたのでいい兆候と思いきや、中に入るとなかなかの人込みだった。展示品によっては人の動きがピタリと止まっていることも。そういう時、上方に展示物の複写が展示されているのは救いだった。

インカ帝国展―少しでも南米やインカの歴史を知っている人にとっては物足りないかもしれないが、インカが全く未知の世界である私にとってはわかりやすい展示と説明だった。音声ガイドも最新式のもので聞きやすかったし、歴史学、人類学、考古学の3つの視点から紹介していることもウリのようだ。人類学のコーナーで展示されていたインカのミイラを最初に発見したのは近くに住む農民だという。このあたりは、中国・西安の兵馬俑の発見の経緯(考古学史上20世紀最大の発見といわれる兵馬俑を発見したのは、近くの住民が井戸を掘る時のこと。その住民は博物館の副館長まで務め、ビル・クリントンの西安訪問時には一緒に写真に収まっている)と同じで、洋の東西を問わず面白い。

インカ文明は南北4000キロとやや広過ぎる地域で発展し、広大な地域に散在して住むインディオには文字がなかった。インカが滅んだのも、文字がない文化の宿命だった気がする。文化であれ歴史であれ、スペイン人の書いたものしか残っていない、ということはスペイン人の観点だけが後世に残るのだ。スペイン人の考えがたとえ間違っていたとしても一方的であったとしても、歴史研究家はそれをもとに紐解いていくのだから。どんなにフェアな歴史家とて、インカ側の材料のない場合は、材料を提供してくれた征服者側の見方を無視するわけにはいかない。

今年はマチュピチュ発見140周年だそうだが、それとて米国のイェ―ル大学の研究者が探検先として目にして紹介したもの。それとてインカの人々が昔から知っていたものだろうに、文字がないと記録もあまり残らず結局、こうした外部からの目を待ってようやく陽の目を浴びる(しかしインカの視点から正しいかわからない解釈が入る)といった、ひたすら受け身の形になってしまうのだ。

勝てば官軍ではないが、こうやって外部の視点から歴史は作られる要素も否めない。だからか、私にとって一番印象に残ったのは歴史というより、インカ帝国時代にもあったという棚田とミイラを発見した農民の話、インカの街づくりの話だった。

帰りに買った初ペルーコーヒーは癖のない自然な味でおいしい。
inka coffee



その後、科学博物館内で移動し、シアター360へ行った。これはなかなかお薦め。実は一緒に行った家族は恐竜を期待していたらしいだが、毎月内容が替わるようで今回は地球と宇宙の起源みたいな話だった。でも大迫力で10分なのでちょっとの時間、大人でも我を忘れて楽しめる。

そして地球館の動物たち。3階の大地を駆ける生命―これを見るのは何度目だろうか。しかし何度見てもすごい。何でもハワイの日系人実業家の個人コレクション4万点だったものが寄贈されたもので、貴重な学術標本もあるようだ。

science life science life2

と、ここでやめればいいものを、なりゆきで上野公園奥の国立博物館にまで足を延ばしてしまう。目指すはボストン美術館。展示は、刀、着物、仏像と曼荼羅など多岐にわたるがなかでも圧巻は、吉備真備の絵巻、屏風絵、水墨画である。

ボストン美術館は日本美術コレクションで有名だが、その一部を貸し出されて日本でみるのがやや奇妙な感覚だった。どうしてボストンに日本美術がそこまで集中しているのかといえば明治時代のお雇い外国人だったフェロノサが岡倉天心らと収集した、との説明。日本の美術品に開眼し、おそらく当時の日本では二束三文で扱われていたこともあってフェロノサは収集を始めたのだろう。展示中にも「改めてフェロノサの鑑識眼の高さにただ驚くしかない」のような記述があり、私はどこか違和感があり「日本人もお人よしだな、フェロノサや米国からみれば安値で買われて海を渡ってしまったのに」となどと思っていた。植民地でもなかったのにどうしてそこまで国宝級の日本美術が海外に運び出されたのか、と思う気持ちの一方で、当時はボストンにある方が日本にあるより価値が高く、かつこれからもボストンにあることで世界に広く知られるならそれもまた一法、と思ったりもした。

ちなみにこのボストン美術館は国立博物館の「特別展」である。それとは別に「常設展」というものがあり、それが国立博物館の本館で展示されているので行ってみると、何だかひとえにすごい。圧倒されるというかその雰囲気にのまれるというか、ボストン美術館もいいけれど、やはり常設展の迫力はそれ以上だ。他にも「何だかボストンよりすごいな〜」とつぶやくお客さんもいたが全く同感だ。ボストンに渡ったのは一部であり、日本美術の本流はここにありき、といわんばかりの展示だ。着物でも刀でも絵巻でも仏像でも、常設展を一通りみるだけで日本が歴史のある国だということを否応なく感じられる。来館者に占める外国人の割合も一見して本館の方が多かった。

そもそもインカ帝国展を見に国立科学博物館に来たのだが、ついでに立ち寄った国立博物館の常設展に感動するとは、我ながらうれしい驚きであった。かなり歩いて疲れたけれどいい一日だった。

断片的な記憶


島から都会のマニラに来てみると、また別の光景が目に入りました。

マニラの街を歩いていると、一羽ずつ狭そうなかごで飼われている鶏が。
「これでは運動もできないし、マーケットに出せるようなおいしい鳥に育たないわよ」
と知ったかのように話すと
「いや、これは食肉じゃないんだ」

聞けば、闘鶏用のトリだとのこと。
曰く、「闘鶏はここでは人気のあるゲームでさ、勝負はどちらかが倒れるまでみんな楽しむんだ」
うーん、想像したくないものを想像し、みたくないものをみてしまった気がする。
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仕事とはいえ、毎日夕食時もホテルに缶詰めというのも味気ないもの。
そこである日、一念発起して夕食に出たショッピングモール内の表示。
Food か Non Food の区分?
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とまあ、あまりに断片的なマニラの記憶しかない今。
次回はぜひ、ゆったりとバカンスでフィリピンの島に出かけたいと思っています。

島での仕事


こんなところに来てしまいました。フィリピンの島。
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前を見ればこうだし
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上を見ればもう・・・
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少し歩いて左を見ると広がる海
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もちろん右を見てもうみ・・・
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結局、どこを歩いても海と空が広がるどう見てもリゾート地。こういうところに仕事で来るのは(汗)・・・。
せめてもの救いは、日本のGW1週間前というタイミング。地元の人も観光客もほとんどいない。

そこでのランチはマンゴーライス―といっても、単にライスの上にマンゴーが乗っているだけですが、何でもおいしく感じます。
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プロフィール

Author:Sainah
仕事&興味の矛先:
自然環境、アジア&アフリカ、途上国と開発援助、科学・技術、伝統文化、少数民族、時間管理、組織マネジメント、外国語(←日本語とあわせて日々奮闘中)

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