ホテル


10日間の滞在中、ずっと同じホテルに滞在したわけではなかった。3泊できる宿泊先をみつける自体やさしいことではなかった。途中の3日間は友だちと一緒だったり、その前後は1人だったりしたこともあるが、そもそも観光都市ロンドンは一年中ハイシーズンだという(本当だろうか?)。私の場合、単にこの旅行があまりに急すぎたのがホテル探しに苦労した最大の理由だと思う。

一か所での連泊が難しい上、ホテルからホテルへの移動をラクに済ませたかったので、場所にこだわった。だから rate のほかに駅や前のホテルから歩いていける距離、移動しやすさを重視。

一方、いろいろなホテルを渡り歩くのは、ラクではないが楽しみでもあった。ごく普通のホテルでも内装に凝っていたり、食事(朝食)に工夫していたり、朝食はないけれどキッチン付きで広いなど、同じ料金体系でもホテルの特徴が伺えた。無線LANも無料のところからひと晩10ポンドのところまで幅がある。

ちなみにこのホテルは2回泊まったところで、建物を今のオーナーが買いとってから、少しずつホテルらしく整えて来たと話してくれた。いかにも古そうな建物にみえた。
「私(現オーナー)の親がここを買ったのは50年前になるけれど、建物自体は200年の古さです」
英国では家は古いほどよしとされるというが、そう話す眼には誇らしげな思いが容易にみてとれた。

古いだけあってこういう階段がある、ということはリフト(エスカレーター)はない。
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ドアのつくりが何とも素敵。しかし部屋に入るまでドアがもう一枚、しかも重い。
重たい二重のドアを開けてやっと部屋というのは、スーツケースをもつ身にはやや面倒でもある。
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しかし部屋に入ると内側のドアのとってが花模様。
3 maranton

翻って、ひと晩ユースにも泊まってみたこともある(これも前のホテルに3連泊できなかったため)。
Kings Cross 、大英図書館前のユースだ。いまどきのユースってどんなんだろう、という興味も少しあった。
そのYHは新しいのに意外とすいていた。6人部屋でも半分しか埋まっていないし、
結構広いのでドームという気がしない。
日本のユースと違うのは、年輩の客(50代?)でも泊まっているということ。
このサイドベッドの灯りのつくりはよくできている。灯りの上に時計などの台があるし、
スイッチも扱いやすく、他の人を起こしたくない(ユースなので)宿泊客にはよくできている。
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ユースの近くに、一度泊まってみたいと思わせる、いかにも由緒ある(ようにみえる)ゴージャスなホテルもあった。これではどうも、ロビーに近づくことすら簡単にできそうにない。
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食べる in London (2)


食べものについてもう少し。それも食べたものではなく、みた食べものになります。

日本食もそれなりに人気のようで、Wasabi というチェーン店が街中でところどころにありました。
健康志向の代名詞なのでしょうが、日本人が作っているのかは?
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だって、おにぎりや手巻きずしの陳列棚に直射日光が思いっきりかかっているし。。。
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ときはイースターの休みに続き結婚式ということもあり、ロンドンはどこか休暇モードでした。
これもイースターのケーキだとか。
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さらにどこでもよく見かけたのが、チョコレート屋さん。
この種類の多さは、日本のおにぎり屋さんの感覚でしょうかね。
いろいろな種類のおにぎりが並ぶように、チョコもいろいろです。
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私は英国人にしきりにチョコを進められましたが、普段から甘党でないこともあり、あまりそそられませんでした。しかしほかの人たち(だいたい米国人とか)は喜んでチョコを買っては食べていました。私は食べずとも、いろいろなチョコを見ているだけで十分だし、また楽しいのです。
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アフタヌーンティー(ハイティー?)はなかなか時間がとれず、宿題となりました。
しかしあれは立派な夕食にも見えます。次回のお楽しみになりました。

食べる in London


今日のテーマは趣向を変えて、食べ物でいきましょう。

英国はたべものがおいしくないだろうな~、とまでは言いませんが、
旅行につきものの食の楽しみへの期待はあまりに低く、意識すらしませんでした。

ところがついた翌日、久しぶりにお会いしたとある先生に
「でお前、何か食べたいものある?」
と言われ、すかさず
「おいしいもの!とにかくおいしいものが食べたい」と答えていた私。
「じゃあ昼は何食べたの?」
なぜかすぐに思い出せず、やっと思い出したのは美術館のカフェで最後のひとつだった
残りもの同然のパスタサラダ(と思しき何か?)でした。

その日は日曜日。ビクトリア駅から少し歩いたあたりにあるパブで、ローストビーフと白身魚の何か(料理名を覚えていませんが、Sunday Special menu)をいただきました 。そのローストビーフも魚メニューがまたおいしいこと!ローストビーフもイギリスでは日曜の食べ物だそうで Sunday Special に近いのではないかと想像。

そこで開眼した私は決めたのです。ロンドン滞在中、できるだけおいしいものを食べようと
「そこそこ払えば高価でなくてもおいしいものはある」という友だちの言も思い出しながら。

今日はそんな思いで食べてみたもののご紹介。
といってもグルメでないので特別なものでもありません、旅の記録として残しておこうと思います。



まず朝食(朝食時間は日本みたいに6時半からとか7時とかはまずなくてどこも8時からでした)。
これはとあるホテルの朝食ですが、まず紅茶かコーヒーか聞かれます。あるときコーヒーにしてみたらいやまたコーヒーがおいしくてびっくり。普通のつつましやかなホテルなのですが、紅茶もコーヒーもとてもおいしかったのです。これはその後泊まったどのホテルでも変わらない印象でした。アメリカンコーヒー、ウィンナーコーヒー、みたいにブリティッシュコーヒーなんて名前もつかないし、そもそも紅茶の国イギリスでコーヒーなんて考えもしなかったのですが、無知だった私・・・。紅茶もコーヒーもポットで出て来るのがいいじゃないですか。
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これはある日のランチで軽いものをと思って頼んだ Jacket potato なるもの。私はメニュー英語があまり得意ではない。だいたい想像しても違うものが出て来るので、逆に適当に注文して何が来るのかお楽しみ(ワクワク)となる。みれば単に、ふかしイモにたっぷりチーズと何か(←これを彼らはスペシャルトッピングと呼んでいた。私の場合は Fried Onion だった)を乗せたに過ぎないのだが、これがおいしく感じてしまうのがフシギなところ。これでベジタリアン料理になるらしい(ま、そうかな?)。日本にもあるB級グルメに当たるのではないかと想像。
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英国料理として一度は食べてみないと、と人に勧められながらもずっと食べずにいたのが Fish & Chips。白身の魚にフライドポテトと聞けばそそられる日本人はそう多くはあるまい。私も食べなくてもいいと思っていたのだが、さすがにシャーロック・ホームズのパブに来てゆっくりしたかったので、おそ昼にビールと一緒に頼んだのがこれ。思ったよりおいしかった。ただ、通りすがりのガイドさん曰く、「Fish & Chips はお店によって全然違います」だそうだが、この料理においしいもまずいもあるのだろうか、どう料理しても味に大差はないのではないか。
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さて、ローストビーフとFish & Chips さえ済ませばここはロンドン。あとは多国籍料理を楽しむに限る。途中で合流した友だちと一緒に、日ごろから食べれる日本、中華、韓国以外のお店を念頭に、ぶらっとみつけたところに入ってみた。

ロンドンといえば中華かインド料理が主流と思っていたがこれも私の無知のなせるワザ。
レバノン、トルコ、イラン、マレーシア、ポルトガル、ギリシアなどなど世界中の料理が食せる。

まずは無難にイタリア。
個人的にイタリアが好きなのと、なにせリーズナブルなお店が目に付く。
ちなみにロンドンの物価は高いことで有名らしく、確かにランチ6.9GBP(1000円くらい)で安く感じるが、イタリア系のお店は安価な値段が目立つ(しかもおいしい)。海外に出るたびに、「東京の物価(食費)は高い」というのはいつも疑問に思う(というかいったい誰がどこの値段を指して言ってるのか、と思う)。しかも東京はチップがない。

ま、ともかくお米が食べてみたくなりリゾット、そして暖かいものを食べたくある日の夕食はラザニアにしてみた。ロンドンの朝晩はまだまだ肌寒い。
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次にインド。
ここは早めの夕食の日だったので人気のないお店だったが、その日はすでに口がカレーの気分になっていたので入ってみた。ほどなくして人も増え、出てきたナンの香りもカレーの味もよく文句なし。のはずが、ちょうどお店の前で始まった口論(ケンカ?)の劇場となってしまい、そのお店の客はみな舞台の観客にさせられかつお店から出れず(何せガラス張りのドアの前で始めたのだ)往生した。こういう時、どこからともなく警察がすっと出てくるのは不思議だったし少し怖くもあった。
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そしてやっぱりタイ。なんたっておいしい。
これまでアジアのいろいろなところへいったが、日本人の私には、
「世界の食の中心はアジアにあリ」という気がしている。
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他にポルトガルとか試したかったのですがまたの機会に。
そろそろシーフードが懐かしくなり、しかし暖かいものをと思ってたどり着いたのがこのシーフード・パイ。これは本当においしく、イギリス料理も奥が深くておいしくいただきました、みたいなことを言ったら
「当店はフランスを主流とした創作料理でございます」
と切り返されてしまった
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もちろん、旅行中の毎日こんなものばかりを食べていたのではなく、ゴミみたいな食事の日もありました。それでも想像以上に食を楽しめた10日間だったのです。

ミュージアム in London


今回のテーマはロンドンに数多ある「ミュージアム」

国際都市とは、一日過ごせるミュージアム(美術館、博物館)があるかどうかだと、野口悠紀雄氏が書いていたが、この意味でもロンドンはまさに一級の国際都市といえよう。

今回、息抜きの旅行で思い浮かんだのは大英博物館とシャーロック・ホームズ。
ほとんどそれだけで急きょ決めたロンドン行きだった。

Bloomsbury 地区にたたずむ大英博物館。
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最初に入ったらすぐにロゼッタストーン。
そしてこの館内のつくりと天井の高さ。これからどれだけ見るのか、見れるのか。
世界第大級の規模を誇るこの博物館はとても見きれないけれど、それだけに大英博物館には何度も足を運んだ。
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大英博物館は、医師であり考古学者、旅行家でもあったハンス・スローン卿の遺言で、彼の個人コレクションが1753年に国に寄贈された。一大プロジェクトとして国が管理することになり1759年にオープン。国内のほかの古文書や書物、さらにその後も増える考古学の発掘品などの加わり、展示品は増える一方。そこで展示品の分散が始まり、そのひとつが1998年に開館した大英図書館。こちらは現代的な建物。なかで無線LAN も使える!
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またもう一つのお目当ては自然史博物館。Natural History とか Science と名のつくミュージアムは、旅先にあればたいてい行ってしまうのだが、最初ロンドンの自然史博物館といわれてもピンとこなかった。しかし考えてみれば英国はニュートンやダーウィンを生み、二重らせんも発見されたいわば自然科学発祥の地(と私は考えている)。この自然史博物館も、大英博物館の展示品を分散して1880年から始まったという。進化や分類の生物学者ならこういうところで働ければさそがし楽しいだろう。

いや、それにしてもこの建物、とても博物館にはみえませんですよ
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中に入るとまずは恐竜がお出迎え。尾の先をずっと行くとそこに鎮座ましましているのは
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チャールズ・ダーウィン
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そのダーウィンから見たらこういう光景になる。
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私は Bloomsbury地区に宿泊し大英博物館にも近かったので、周囲の雰囲気が大好きだった。
すぐ近くの Musuem Street もステキにみえました
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祝福モード


せっかくですので、街の祝福モードを紹介しましょう。

式を挙げる Westminster Abbey 前です。
結婚式の前日なので、マスコミの陣取りやらセッティング、テント、そして人、ひとひと。
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街中も大きな通りはどこもユニオンジャックの旗がなびいています。
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いろいろな二人がみられます。なんでオトコまで出てくるの?って感じですが。
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ロイヤルカップルをみるために何もバッキンガム宮殿へいくまでもなく、
トラファルガーや街のカフェ、ハイドパークにスクリーンが備え付けられました。
私も National Geographic のカフェで楽しみました。
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いやもうその夜はBBCはそればかり。もちろん新聞も。
だれが招かれたとか招かれなかったとか、著名人(女性)がどんなファッションでどんな帽子をかぶるとか、この辺はあまり日本のワイドショーと変わらないかも。
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息ぬき in London


ロンドンを楽しんでから日も経ってしまったので、テーマ別に写真メインで行きたいと思います。
まずは「ロンドン市内めぐり」から。

言わずと知れた Big Ben、これをみて初めてロンドンに来た実感がわきました。
お~、ビッグ・ベン~!みたいな。テムズ川と向こうには London Eyes に水族館。

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続けてテムズ川からみえるTower Bridge
また、お~と思っていると、オーディアナウンスが入る。曰く、
「水資源(ここではテムズ川)を征すればロンドンを征する。
ロンドンを征すれば英国を征す。
英国を征すればおそらく欧州を征するだろう、とこの橋が作られた頃には言われたものです。」
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川を渡ると目の前にはセント・ポール大聖堂が広がる。
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少し歩いてみながらトラファルガー広場へ。目の前にはナショナルギャラリー。
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ナショナルギャラリーから南に歩くと、ほどなくしてウェストミスンター駅、あのダウニング10番街や官公庁がこの一角にあるようです。ダウニング10番街の近くには、一応警備がありそれほど厳重には見えませんでしたが。
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そして、やはりいつどこで何度見てもいいですね~、ビッグベン
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ところで、

ロンドン市内を回る乗り降り自由のバスに乗りました。これはそのイヤホンガイド。
8ヶ国語でオーディオツアーでしたが日本語はなく、ヨーロッパを感じてしまいました。
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Day 1


目指すは Baker Street。今回の主目的ともいってよい、シャーロック・ホームズの事務所兼住居のあったBaker Street は、そのまま駅名にもなっている。この駅構内のこの壁をみただけで、もう気持ちは高まっている。
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この表示を見たらもう胸は高鳴り、いてもたっても居られない。そのまま進むと、どうやら Baker Streetもちょっと馬車や蹄の音がするような通りではなさそうだが。
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それでもホームズ博物館に入り、展示物をじっくりくまなく見たり、二階の窓辺から外を覗いたりしていると、結構満足してきた。
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午後は、自然史博物館、科学館博物館と博物館めぐり第一弾。ロンドンは、大英博物館以外にも、世界級のミュージアムがエライ多い都市のようだ。科学博物館でこのようなグループに遭遇。
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大真面目で半ば楽しみながらこういう格好ができるのは、外国の良さだと思う。少なくとも日本ではできまい(もちろん、してもいいのだが)。

夕方は知人に会い、再会に乾杯

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今は日が長いようで、夜8時過ぎても夕方4時と同じ明るさだ。
朝晩の寒暖の差が激しいと聞いていたが、昨日今日は夏日だった。
カイロをもってきたの、だ~れ?

Off to London


今日からロンドンです

今回は、骨休みで充電の意味もあり、何より7年間走り続けてきた自分へのプレゼントとして、この英国旅行を思い立った。理由は単純で、ホームズの Baker Street と大英博物館を見たいと思った、に尽きる。ところが調べてみると、英国は自然や世界遺産が多く、またロンドンだけでもさすが国際都市だけあって、ミュージアムのほか見所が多い。今回は完全なプライベートということで、友達に会うこともあり、ぎゅっと楽しめそうである。

成田も行きのフライトも思ったより空いていたが、隣は縦にしたバイオリンだった。そのせいかプライバシーが守られ、かえってよかった。その機内で配れた水、このサイズはとてもいい。と思ったら、250mL サイズだ。いつも持ち歩くのにもこのくらいの大きさが便利。

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空港から地下鉄で市内に。地下鉄は underground というらしい。座席がなかなかカラフル。初めての英国なので、すべてが新鮮。でパチリ。
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(後日談:市内を走るバスの席も同じで、別に目新しい柄ではないようだ。やっぱりね)

ロンドンに着いてから、今のところ結構英語が通じて安心している。冗談ではなく、米語に慣れてしまった日本人は英国に入るとニュースを聞いても「これ英語話しているの?」という感想を持つことが多い、と何度か聞いていたからだ。

まあ明日からどんな珍道中になることか。あまり計画を立てていないので。

期待に反して


昨日は、事務手続きに走り回る一日でした。
役所に行き、郵便局に行き、年金事務所とやらに行き、ほかに健康診断やこまごまとした
買い物もあり。まああちこちに散在してくれている事務所を回りながら、いい汗をかきました。
途中、歩きながらおいしいラーメン屋を見つけるという副産物も。

正直何も期待しないで(?)行った、とある年金事務所。
ところがそこのスタッフに対応がとてもよかったのです。
過不足のないやりとりだけでなく、感じがよくしかもスピーディー。
期待に反して今度は感心してしまいました。

そのあと、トイレに行くとこんなドアのトイレが設置されていました。

たまにないでしょうか。街やデパートで妙にスペースの狭い、あるいはドアの閉めにくい洋式トイレが。このカーブのドアのおかげで、少しの工夫でスペースの問題も感じさえない使いやすいものになっています。何気ないアイディアでも、工夫の余地はたくさんあるのだと思いました。

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思わず、帰りに
「素晴らしい対応と、トイレ!」と書いて、意見箱に入れました。

いちおう言い分


かといって、別に家事全般が嫌いなわけではありません。

料理だってするにはしますし、得意なものもあります。料理全般とくい、というわけではありません。

洗濯、アイロンもキライではありません。ただし後回しになるきらいはあります。

掃除もときにはします。マメにしないだけ。


何がもっとも気が向かないかと言うと、
「かくあるべし」という規範に沿って生きるのが、あまり得意ではないのだと思います、きっと。
主婦たるもの云々と、決まりごとのように言われれば
「どういう理由でそう決まっているの?」
と問いたくなるのです。

たとえば、母親の手作り(学校かばんだったり弁当だったり)が一番の愛情、と言われても

はて。そうかもしれないし、そうばかりともいえないのでは?

と思う自分がいるのです、哀しいかな。愛情の注ぎ方っていろいろあると思うんです。


子どもを保育園に預けてかわいそう

と、保育園に預けたことのない人がどうしてそう言い切れるのだろう?


住む家や部屋がきれいかどうかは、見た目ではなく使い勝手のよさにあるのでは?当人がこれでいいと思えばいいのでは。

まあ、挙げればキリがないのですが、いわゆる世間様の考えが腑に落ちることは、むしろ少なかったのです。そもそも家のことなど、手間や予算などすべてを総合して判断するのであり、当事者や個人の選択に任せればいいのでは?

不向き


今月は出入りがはげしいとはいえ、これまでに比べれば自宅にいることが多いため、家族が物珍しげに(?)接してくれます。とくに、こども。学校から戻ると、私の部屋に来てはあれやこれや話しかけます。ひと通り日々のこと、新しいクラスや学校の出来事を話してくれる時間は、わたしにとっても新鮮で楽しいです。

ところが我が子、最近いうセリフがませてきました。

「ママ~、明日起こしてね」(ちなみに、これまではほぼ毎日起こされていたわ・た・し

「ママ~、明日もお弁当、よろしくね」

そこまではいいのですが、要領を得てきたのが、このところ仕切り始めてきました。

「ママ~、今日アイロンかける?」(←制服のブラウスを指しています。)

「・・・う~ん?」(かけないつもりだった。すでに他のことに夢中のわたし)

「かける?」

「・・・ま、気が向いたら(しょうがないなあ)」

「か・け・て・ね?  」(目をむき、まさに仁王立ちで動かない)

「・・・ハイ」(ほとんと目力の勝利?)

「この調子じゃ、夏服のブラウス、もう一枚追加してね」

「・・・はあ」(生返事)

「ところで、わたし思うのだけれど」

「?」(ドキッ)

「ママ、あんまり主婦に向いていないみたいね」

ここで「あんまり」をつけた我が子に成長を感じながらも、
「人間、得意なことをした方がいいよね」と壁につぶやく私(←テキはきびすをかえし既にそこにいない)

ハイ、来月は給食を申し込んでいたわたしです。何事も試してみるべきとの理屈で。

土曜日


ポカポカ陽気の土曜日は、盛り沢山の一日でした。

今日のキーワードは「懐かしい」です。
懐かしい方々に、半ば偶然お会いしました。

初めて訪れたとある歯科医院。子どもが診察を受けながら、おそらく祖父の葬儀以来、会っていなかったはずのいとこ(= そこの歯科医師)に会うことができました。なかなか素敵な医院で、しかも信頼のおけそうな説明で、がんばっている姿に励まされました。
同じ高校の先輩だったのですが、やはり互いに家庭をもち、年齢も生きる世界も離れていると、
なかなか会えないものです。ちょっとほのぼのとうれしいながらも歳月を感じました。

その後、街でパッタリ会った保育園の同級生の母子と、一緒にランチをすることに。
保育園の頃は一番助け合い(ほとんど助けられ)、親子ともに成長した時期でもあるので
思い入れは深いです。皆働いていたので、いろいろな共有ができたのです。

文具コーナー、PC売り場に立ち寄り、今のモデルをいじっては楽しんだり。
元 Mac ユーザーとしては、進化した Mac をみながらやはりMac はいいな~。

歩き疲れてふらふらしていたら、古くからある商店街で売っている小判焼きが目に入り、
ちょっと休憩。いちご大福も買いました。素朴ないい味でした。

そのあと運動不足を感じて、ひと駅分を歩いて自宅まで帰ることにしました。
子どもの頃は友だちと歩いたり自転車で通った道でした。

ということで、懐かしさとともに心地よい疲れを感じています。


アタリ


思う人には思われず、ではないが、世の中なかなか思うようにはならないと感じていた日々もありました。

しかし今日届いた朗報メール。みれば、

あなたが、Nature Climate Change 印刷版の1年間無料購読者に選ばれました。

そういえば、確かに申し込んでみたのよね、ダメもとで。いつのことだったが、嵐のような時期のどこかで。

うれしいです~。ウキウキ。

負けじ魂


これまで、とくに前職では、できることはすべてやってきたし、ときにやるべき以上のこともしてきた思いがあります。やり遂げたというか達成感とでもいいましょうか。だからこそ、今ここで、しっかりと休みたかったのです。そこでこの4月を、自分の充電期にあてるつもりでいました。年度はじめでもありいろいろやることは多いので、贅沢を言えば「夏くらいまでの数か月間をゆったり過ごす」が理想でした。

そこでやりたいことをリストアップ

・部屋の片づけ(←これがタイヘン)と模様替え
・ついでに衣替え
・年度初めの家族サービス?
・温泉
・別の旅行
・パソコン修理ほか

もし私が、有休も十分とるべく早めの2月にでも退職していたら、3月11日都内のビルで恐怖を感じることもなかったでしょうし、おそらく「運のいいヤツ」と言われたでしょう。そして、するべき仕事のいくつかはきっと終えられなかったでしょう。ただし、それは私にとって、ハッピーなことではありませんでした。

そもそも、他人がどう思うかなどまったく気になりません。これは、自分でもよかったとしみじみ感じることです。今でこそあまり聞かなくなりましたが、「世間」などという枕詞で始まろうものなら何であれ、わたしの耳は貝のごとくピシャリと閉じていました。



今は、バブルの時代ほど豊かではありませんが、個人の生き方の自由度からすれば、なかなかいい時代になってきたと思います。これから、日本がもっともっと生きやすい世の中になることを、願っています。ここでいう生きやすい世の中とは、どんな社会を描いているかというと

(1)人としての思いやりや敬意が尊重され(TPOをわきまえた礼儀やきちんとした言葉が使われ)
(2)個人の自由やさまざまな選択肢が拡がりまた受け容れられ
(3)科学リテラシーが上がり、客観的で正当な評価が普通の文化となり(いいものはいい、ダメなものはダメといえる、老若を問わず傾聴する文化)
(4)公の場でもユーモアの入る余地のある、いい意味でのテキトーさが散見され
(5)適材適所の配置、人材のダイナミズムが進む

そんな社会です。

現状の日本では(4)以降はすぐには難しいかもしれませんが、次世代では十分可能だと思いますし、日本社会が生まれ変わるには、このどれもが必要なことだと考えます。



今回の震災は、妙な言い方ですが欧州の歴史でいえば革命みたいなものだと私はみています。国が変わらざるを得ない時に伴う痛みを超えて、社会はどう変革していくか、そのかじ取りをどのように進めるか-そんなことが問われていると思います。これから徐々に震災のつめ痕を乗り越えながら、我々の resilience を世界に示し、声を届けることが大切ですし、それが今の若い人(20代~40代)にはできると思うのです。

私には、「今の若いもんは」と親切に嘆くシニアの言い分がどうも理解できません。時代が違えば求められる能力も胆力も違います。高度経済成長時代を支えてきた彼らが、今の時代に放り込まれていればどれだけすごかったかなど、仮の話でしかありません。そうした「期待」を裏切る反例が、今の若い世代層から出てくると思いますし、そういえば十年前には「こんな声もあったね」と笑い話になるといいなと思います。

その意味でも、日本の若い人にとって今は力を蓄える時です。負けじ魂で淡々と、しっかりやりとげることです。それが上にかいた日本の「生きやすい世の中」への道だと思っています。何だか、自分に言い聞かせています(笑)。

仕事のない状態になってみると


このたびの退職を機に、この4月からは、「自分のやりたいこと、やるべきことにもっと時間を充てよう」と思いました。そのために最初にやるべきは、何と言っても 環境づくり 。つまり、自分の書斎(というほど立派なものでないので、書きながら汗)になる空間を整える作業です。
これには、地震が起きようと泥棒が来ようと、before と after であまり変化の感じられない(= もともと散乱している)状態から、少なくとも変化を感じる(= 足の踏み場の多い)状態にしなくてはなりません 。そこで一念発起したわたくし(お、おそい)。床の上に積まれた本や書類を片付け、不要なものはどんどん捨て始めました。ざくっザクッ(←ダンボールに紙の束の落ちる音)― このリズムと音の小気味よくナント気持ちのいいこと!

ついでに模様替えもしたくなりましたが、これはまた次の段階です。

問題は、ドツボにはまったかように、完全な endless 状態にある、ということ。片づけを始めてかれこれ3日目になりますが、「心地よい我が書斎」ができるまでには、まだまだ遠い道のりのようです。ここに至って、これからはペーパーレスの方向で仕事をすることを決意しました。

ひとつわかったことは、「仕事をしていないことは、決して暇なわけではない」ということです。むしろ絶えず何かを考え、何かをしている、というのが実感です。一日の終わりにはどっと疲れています。むしろ通勤していた方がラクだったかも(?!)といえます(おい)。

この先も仕事をしていきたいですし、おそらく何らかの形でしていくのだと思いますが、自宅に書斎を持つのは、昔からの夢もありました。年季の入ったその夢は、IT時代になろうと、おいそれと色あせるものでも変わるものでもありません。

もともとの計画では、

 4月の第1週(8日まで)で片付け
 次の週でのんびり書斎らしく模様替え、衣替えもしながら春を迎え、
平行して、ちょっといくつか宿題を済ませながら、できれば夏くらいまでの数か月を、自分の充電期にあてるつもりでいました。

今もその気持ちは変わりないはずですが、どうやら黄信号が灯り始めています。。。

去り時、タイミング


3月末に職場をいったん退職しました。本当にいろいろな経験や機会を通して学ぶことも多く、密度の濃い時間でしたが、そろそろ次のステップに進む必要を感じていました。そこで7年務めた職場に区切りをつけることにしました(といってもまだ、元職場、といえないでいます。仲間もいるし縁もあるので)。

この決断に至る過程は、決してやさしいものでも美しいものでもありませんでした。2~3年前から考え始めてはいましたが、熟慮の末に決断したのは昨年暮です。決めたはいいものの、既に1月と2月の出張は予定されているわ、3月末まで仕事の具体的な予定はしっかり入っているわ、となかなかつらいものがありました。何が辛いって、ある時期まで多くの同僚に退職を打ち明けないで淡々と仕事を進めなくてはならなかったことです(諸般の事情でしばらく伏せておく方がいいと上司に言われ、私もそう思いました)。

ところがそういう時に限って、人生相談を持ちかけられたり4月以降の話をされたりすると、「あ~、もう私はいないんだけどな。応援したいけれど無責任なことも言えないし」と内心思いながら対処しないといけない―こういう時の気持ちは経験しないとわからないものだと、私自身も初めて知りました。さらに1~2月はプライベートでもあれこれありどこか気持ちが休まらず、疲れていたのか2月下旬にはマイコプラズマなるものに感染してしまっており、その後、体調も回復しかけた矢先に、3月11日。。。今の東北の方々とは比較にもなりませんが、なかなか「しんどい」3ヶ月でした。今は、あの3ヶ月を乗り越えられてホッとしています。辛いながらもある意味、充実していた3ヶ月でもあったのです。

地震とその後の状況をみながら、仕事の引き継ぎが終わるのか少し心配になってきました。春分の日の頃です。こういう自分を傍からみて、私もやっぱり日本人だと実感し、どこか苦笑もしました。というのも、同僚の某外国人ならば、「どうせ辞めるしこの非常事態でしょ。引き継ぎはメールでもできる」と考える人が大半であり、それが現実です。ところが上司は急きょ、この状況だから少し退職時期を延ばせないだろうかと提案してきました。少し迷いましたが、やはりそうしない方が、彼のためにも、私自身のためにも、おそらく組織のためにもいいだろう、というのが私の考えでした。何より私自身、4月から新しいスタートを切りたかったのです。個人的には、その上司にお世話になったし基本的に彼が好きで尊敬もしていましたが、ビジネスとして仕事として、意に反する判断をしなければならない辛さも、この期に及んで味わってしまいました。

この地震は、あまりに多くのことを教えてくれました。それを今ここで書くことはできませんが(自分の中でもまだ消化しきれていないのです)、きっと一生忘れられないと思いますし忘れたくないのです。

だから、先日、別の上司に、今年早々に退職したあるひとを例に挙げ「地震の前に退職して運がいい」みたいなことを言われましたが、その考えに私は汲みしません。むしろ、在職中にあの地震に遭い、あの職場で仲間とひと晩過ごし、数日から2週間、多くを分かち合い、本当によかったと思います。これからの糧となることを学び、7年を振り返るにはまだまだ時間が必要ですが、たいへん充たされた思いで職場を後にしました。

ということで、いま、気持ちのいい春を迎えています



プロフィール

Sainah

Author:Sainah
仕事&興味:途上国と開発援助 [セクター] 農業・自然環境・生態系
少数民族、伝統文化、科学・技術、時間管理、組織マネジメント、外国語(☜ 日本語とあわせて日々奮闘中)、海より山、温泉、古いもの好き、ABBA、中島みゆき

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