タブレットメニュー

ラオスの中部、カムオン県からビエンチャンまで戻ったのが週末。車で6時間の道のりの大半は、そのままメコンを左手にみながら北上する道でもある。が、未舗装の道も多く、メコン眺めてのドライブ、とはほど遠い道のりでもあった。

ビエンチャンでかつてのプロジェクト仲間と旧交を温めた。友達っていい。とくに仕事や苦楽を共にした仲間との再会はうれしさもひとしおの上、近況報告もできる。そして何だかまたがんばろ~、という気にさせられる。

プロジェクトの同胞はラオス人だったが、翌日の日曜はバンコクまで戻ってきたが乗り継ぎの時間は7時間強。そこでもう一人、日本人の友人と会うことになった。

バンコクはビエンチャンから一時間とは思えないほどの大都会である。今さら言うまでもないが、バンコクは乗り継ぎは多いものの、街に出ることは数えるほどだった。それが今回、街まで出てみてしみじみと、インドシナ半島という同じ地域にありながら活気やにぎわいの落差を感じた。いずれ、もしかして10年後には、同じインドシナ半島のほかの国、例えばいま話題のミャンマーのネピドもバンコクみたいな発展を目指していくのだろうか。ラオスのビエンチャンはこのまま変わらない気もするのだが。

ともあれ、アジアのハブで大都会のバンコクには食べたいものも何でもある。そこで、これまで1週間食べ続けたラオス料理でもタイ料理でもないものを、とイタリアンらしきお店に入ってみたところ、出てきたメニューはこれ。どうもタブレットメニューらしい。
tablet+menu_convert.jpg

(ム、i pad に不慣れなわたし、店頭で触ったことしかない。。。)写真つきはいいけれどやはり普通のアナログなメニューがいいかも、と思いつつ、なぜタブレットに?と考えてしまう。コスト的に、メニュー替えの時はラクなのかもしれないけれど、日本のコンビニでもあるまいしそれほど頻繁に替えるとも思えない。

ともあれ楽しい数時間はあっという間に過ぎた。空港まではパヤタイ駅からエアポートリンクという電車が走っていて20分ほど、これまた便利になっていたバンコクに名残惜しくも、東京までの深夜便に乗る。

再会


今回のラオス行きは4人のチームで動いている。私以外は、米国で仕事をしているコロンビア、ベネズエラ、インド人という構成。

チームリーダーの J (コロンビア人)に、ポロシャツにジーパンといったいでたちだけは避けるように、と珍しく服装まで言及されていた今日のミーティング。フィールドにいてきちんとした格好をする人もそういないが、会議にジーパンを着る人も珍しい。みれば、確かに彼らは超ラフな格好をしているから、自分に言い聞かせたに違いない(?)。

約束の朝9時に、その人とのミーティングに向かうために一度タケックまで小一時間かけて出た。タケックとはラオス中部カムオン県の街である。朝食を済ませ、そこからさあミーティングに向かうという時に、この場所はどこかの村ではないかとドライバーに指摘される。結局、宿泊していたゲストハウスに近いことが分かり、またゲストハウスまで一時間ほどかけてもどる羽目になった。ゲストハウス周辺には朝食をとる場所がなかったので、はるばるタケックまで朝食を取りに来たことになる。服装を気をつけるほど大切なミーティングの行き先を、思いっきり間違えるなどのアンバランスが見ていて面白い。こういったことはフィールドにはつきものだが、最近忘れていた。

しかし到着してみれば、これではわからないのも無理ないと思えるような立地だった。幹線道路から道を入りしばらく進み、本当にここに何かあるのだろうかと思うような村のはずれに隠れるかのように建っていた。事務所自体はどっしりとした立派な構えだ。

そこで待っていたのが P さん。一瞬、見慣れた顔に見えたが、今回来ているラオス中部は初めての土地である。もしこれまで会ったことがあるとすれば、北部のルアンプラパンであるはずだから人違いだろう。そのままミーティングに入った。彼はユーモアのセンスもあるのか時々笑いを巻き起こしていた。話の途中、時々彼とは視線があったが、私にではなく日本からきた私への視線と捉えていた。ところが帰り際に、「どこかで会ったことあります?」聞いてみると、即座に「ええ、ルアンプラパンでね」と話すではないか!

聞けば、当時のプロジェクトの会合に来たというのだ。そうだ、思い出した。政策担当の部署にいた彼に、出席してもらったことがあった。その後少しやりとりもあって、ちょっとした報告書をまとめたことも思い出した。その彼がここにいる。それも全く違う組織に。
「いつからここに?」
「この3月かな」
「私のこと気付きました?」
「ええ」
「なら、最初にそう言ってくださればよかったのに」
「オフィシャルの場だから避けた方がいいかと思って」

あれだけ笑いを取っていた割には、繊細な気づかいの人らしい(いや、知り合いに「公式」も何もないのだが・・・)。それにしても、服装を気をつけるように言われた原因の人は、まさにこのPさんだったことになる。
ラオス人の彼と最初に会ったのは3,4年前で、今はこうして、お互い当時とは違う組織で違う仕事をしている。

こんなことってあるんだ~と思った一日。いや実に世界は狭くて面白い。

メコンの流れ


ただ今ラオスに来ています。昨日まで、ビエンチャンではアジア・欧州首脳会議(ASEM)という大きな会議があった様子(ラオスはホスト国)。そのせいか、1週間前に決まったこのラオス行きのためにホテルを取るのは一苦労でした。ビエンチャン中のホテルに電話をかけまくってくれた仲間に感謝です。



夕方、メコン沿いのレストラン Komb View で飲みながら、川の向こうがタイであることを思い出す。しかもこの川の流れはどこかで見た光景。そう思いながら記憶の糸を手繰り寄せると

そうだ、かつて中国は雲南でみた眺めではないか。

雲南でもルアンプラパン(ラオス北部)でも、ここにビエンチャンでも、メコンの穏やかな流れは変わらない。「ゆく河の流れは絶えずしてしかももとの水にあらず」の一節を思い出し、変わらぬ自然の営みとその雄大さを感じる。地図を開いてみると、メコンは確かに雲南から南下し、途中のビエンチャンからは見事にタイとラオスの国境になっている。これまで雲南に何度行ったことか、ラオス北部にもよく足を運んだ。その後、今の仕事になってからは、もうこうした自然の光景がみられる場所に来ることになるとはよもや思わなかった。それがあるプロジェクトを急に引き継いで、急遽このラオス行きとなった。何かどう転ぶかわからないものだ。

久しぶりに再会したメコンを前に、心の奥底でどこかしみじみ感動していた。

プロフィール

Sainah

Author:Sainah
仕事&興味:途上国と開発援助 [セクター] 農業・自然環境・生態系
少数民族、伝統文化、科学・技術、時間管理、組織マネジメント、外国語(☜ 日本語とあわせて日々奮闘中)、海より山、温泉、古いもの好き、ABBA、中島みゆき

カレンダー
10 | 2012/11 | 12
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
最新記事
カテゴリ
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

Twitter
FC2ブログランキング
カチッ♪クリックしていただけると  はげみになります ↓

FC2Blog Ranking

天気予報

-天気予報コム- -FC2-
月別アーカイブ
リンク
カテゴリ
RSSリンクの表示
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2カウンター