楽しいワケ

学生時代、第一外国語が英語で、第二外国語なるものがドイツ語(!)だった(これに関してはまた別途書きたいものだ)。遅ればせながら社会人になり、かなりしばらくしてフランス語を習い始めたから私のフランス語歴は浅い。だからだろう、ちょっとしたことでも面白く感じる(まあ面白がってばかりもいられないが)。

改めて言うまでもないが、フランス語には女性名詞と男性名詞がある。一事が万事、男女によって冠詞や複数形、形容詞、動詞、その他諸々が影響される。だから、男女どちらかを識別する必要が出てくる。これが初級者には難しい。例えば、
 père (父)、garçon (少年) が男性名詞で、mère (母)、fille (少女) が女性名詞
というのは自然だ。しかし、
 citron (レモン) が男性で、salade (サラダ) は女性
 de café が男性で de l’eau (水) は女性
と言われてもどうしてサラダや水が女になるの~?と叫びたくもなるが、とにかく昔からそうなのだから仕方がない。言葉には、理屈を考えてはいけない時がある。

それでも言葉は楽しい。ではなぜ、言葉を学ぶ作業や過程が楽しいのか、ちょっと考えてみた。
1.文化やお国柄が見事に表れる
  母語とする人が意識せずとも、言葉には文化やお国柄が随所ににじみ出る。異文化体験の
  片鱗を味わうには手軽で面白い。
2.言葉自体が変化していく
  やはり言葉は生きており、時代と共に変化がつきもの。話し言葉も、時には書き言葉でさえも
  変化するのは言葉のダイナミズムとでもいおうか。例えば職業名でも、男女両方の単語がある
  場合が圧倒的に多い。
   acteur 俳優 actrice 女優
   instituteur小学校の先生 intritutrice 女の先生
  これが最近フランスでは、小学校は女の先生ばかりになって男の先生を意味するinstituteur
  が死語になっている、という話を聞いた(本当だろうか?)。
  保母 → 保育士、chairman → chairperson みたいなものだと思えばいいのかもしれない
  が、社会の現状を反映した言葉の変化が興味深い。
3.新しい気づきや再発見がある
  これは母国語でも十分あることだが外国語では特にそうだ。私の場合、英語より、フランス語で
  ドキッとすることが多い。例えば、sauvage ソバージュ = WILD 
  だという。となると、ソバージュヘア = 野生の髪型?
  20代の頃はよくソバージュヘアを楽しんだわたくし。美容院に行ってお金と時間をかけてまで、
  「野生の髪型」になっていたとはね。ここでついでに、英語savageを見てみると、獰猛な、
  野蛮な、未開の・・・と続く(英語に救いを求めたのが間違っていたか?)。

  とはいえ言葉を学ぶ理由ともいえる魅力は、実はこの点(↓)ではなかろうか。

4.おそらく完全にマスターするのは不可能だから
  母語である日本語ですら難しい。外国語ならなおさらのこと、壁は自然と高くなる。しかしそこが
  人間の面白いところで、目標を掲げても容易に達成できそうになる何だかつまらないもの
  である。だから学びは続くよどこまでも~♪ となるわけだ。

いずれにせよ、何語であれ本当にうまくなるには、楽しいだけでは不十分である。そこで上達に必要なことはやはり、

5.どうしようもない必要に迫られること。しかも期限付きで!
  これが楽しくできれば目に見えて上達することだろう。

さて、そこへくると私のフランス語は完全に異文化を楽しむレベルで終わっています…(反省)。

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プロフィール

Sainah

Author:Sainah
仕事&興味:途上国と開発援助 [セクター] 農業・自然環境・生態系
少数民族、伝統文化、科学・技術、時間管理、組織マネジメント、外国語(☜ 日本語とあわせて日々奮闘中)、海より山、温泉、古いもの好き、ABBA、中島みゆき

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