負けじ魂


これまで、とくに前職では、できることはすべてやってきたし、ときにやるべき以上のこともしてきた思いがあります。やり遂げたというか達成感とでもいいましょうか。だからこそ、今ここで、しっかりと休みたかったのです。そこでこの4月を、自分の充電期にあてるつもりでいました。年度はじめでもありいろいろやることは多いので、贅沢を言えば「夏くらいまでの数か月間をゆったり過ごす」が理想でした。

そこでやりたいことをリストアップ

・部屋の片づけ(←これがタイヘン)と模様替え
・ついでに衣替え
・年度初めの家族サービス?
・温泉
・別の旅行
・パソコン修理ほか

もし私が、有休も十分とるべく早めの2月にでも退職していたら、3月11日都内のビルで恐怖を感じることもなかったでしょうし、おそらく「運のいいヤツ」と言われたでしょう。そして、するべき仕事のいくつかはきっと終えられなかったでしょう。ただし、それは私にとって、ハッピーなことではありませんでした。

そもそも、他人がどう思うかなどまったく気になりません。これは、自分でもよかったとしみじみ感じることです。今でこそあまり聞かなくなりましたが、「世間」などという枕詞で始まろうものなら何であれ、わたしの耳は貝のごとくピシャリと閉じていました。



今は、バブルの時代ほど豊かではありませんが、個人の生き方の自由度からすれば、なかなかいい時代になってきたと思います。これから、日本がもっともっと生きやすい世の中になることを、願っています。ここでいう生きやすい世の中とは、どんな社会を描いているかというと

(1)人としての思いやりや敬意が尊重され(TPOをわきまえた礼儀やきちんとした言葉が使われ)
(2)個人の自由やさまざまな選択肢が拡がりまた受け容れられ
(3)科学リテラシーが上がり、客観的で正当な評価が普通の文化となり(いいものはいい、ダメなものはダメといえる、老若を問わず傾聴する文化)
(4)公の場でもユーモアの入る余地のある、いい意味でのテキトーさが散見され
(5)適材適所の配置、人材のダイナミズムが進む

そんな社会です。

現状の日本では(4)以降はすぐには難しいかもしれませんが、次世代では十分可能だと思いますし、日本社会が生まれ変わるには、このどれもが必要なことだと考えます。



今回の震災は、妙な言い方ですが欧州の歴史でいえば革命みたいなものだと私はみています。国が変わらざるを得ない時に伴う痛みを超えて、社会はどう変革していくか、そのかじ取りをどのように進めるか-そんなことが問われていると思います。これから徐々に震災のつめ痕を乗り越えながら、我々の resilience を世界に示し、声を届けることが大切ですし、それが今の若い人(20代~40代)にはできると思うのです。

私には、「今の若いもんは」と親切に嘆くシニアの言い分がどうも理解できません。時代が違えば求められる能力も胆力も違います。高度経済成長時代を支えてきた彼らが、今の時代に放り込まれていればどれだけすごかったかなど、仮の話でしかありません。そうした「期待」を裏切る反例が、今の若い世代層から出てくると思いますし、そういえば十年前には「こんな声もあったね」と笑い話になるといいなと思います。

その意味でも、日本の若い人にとって今は力を蓄える時です。負けじ魂で淡々と、しっかりやりとげることです。それが上にかいた日本の「生きやすい世の中」への道だと思っています。何だか、自分に言い聞かせています(笑)。

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プロフィール

Sainah

Author:Sainah
仕事&興味:途上国と開発援助 [セクター] 農業・自然環境・生態系
少数民族、伝統文化、科学・技術、時間管理、組織マネジメント、外国語(☜ 日本語とあわせて日々奮闘中)、海より山、温泉、古いもの好き、ABBA、中島みゆき

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