Day 4 富山

長野から立山黒部ダムに入ったが、帰りは富山に出た。

富山で半日どう過ごすかということになり、昨日夕方に駅前でみたモダンな乗り物に乗ってみたくなった。それが富山ライトレールで、通称が『ポートラム』、PORTRAM = PORT + TRAM、平成18年4月に始まった全国初の本格的LRT(次世代型路面電車システム)だそうだ。虹色の7色あってバリアフリー。面白いのが、二人分ではなく1.5人分の座席が多いこと。JR富山港線が走っていた線路を使っているのだろう。
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終点の港の二駅前、東岩瀬駅で降りて歩いてみる。東岩瀬から富山港へ向かう岩瀬の通りに古い長屋が続く。今風の建物(銀行とかお店とか)が散在しているのがやや残念。それでも岩瀬の町並みはどこかしっとりとしている。キョロキョロする私たちをみたのか、どこからともなく現れた近所のお爺さんが、岩瀬で一番古い家はここだと元町長さんの邸宅を教えて下さる。古いものはいい、古いほどいい、というのがこの地域の人々の感覚でもあるのだろう。

岩瀬は、神通川の河口にあり、古くから交通の要衝として栄えていた。東岩瀬には加賀藩の年貢米を納める御蔵などがあり、藩は米の多くを上方に売っていた。1810年頃に地元の廻船問屋が主流になった。明治になると、北海道に米を運び、ニシンや昆布の買い付け(だから北前船といわれるのだろう)、上方ということは下関から大阪に回っていたのだろう。日本海で活躍した北前船による交易が、幕末から明治にかけて東岩瀬港は最盛期だった。北前船は北海道、上方と交易し、東岩瀬に多くの富と文化をもたらした。

その岩瀬の一角に、森家がある。北前船廻船問屋のひとつで、森家の内部は当時の財力の象徴ともなるつくりだ。明治11年に建てられ、現在は国の重要文化財に指定されている。

森家の内部
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ユニークな品々
これは、船に積む金庫のようなもので船だんす。
中は桐の箱でできており、水を吸うと膨らむので海に沈まないそうだ。
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いかにも商人のもの?
昔のそろばんは玉が多かったようす。あと、富山の薬売りも有名ですね。
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豊かさの象徴の数々。まずは、木目のまっすぐなヒノキを使った廊下
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当時、まっすぐな木目の材料は豊かさの象徴だったという。
まっすぐな木目の屋久杉を使ったお手洗いのドア(名付けて世界遺産トイレ)。
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とはいえこうした廻船業も、鉄道網の発達や船舶の大型化に伴い、昭和初期には消えていったという。



それにしてもあまりに暑いので、近くのどら焼きのお店に入り、店内の椅子でほおばる。三角形のどら焼きは富山港の名物らしい。

その先に富山港の展望台に上がってみる。見下ろすと接岸している船があり、船には日本とカンボジアンの国旗がたなびいている。こうやってバイクやら何やらが日本からカンボジアに渡るんだ~、とかつて一緒に仕事をしたプノンペンの仲間や町並みをしみじみと思い出す。横浜か神戸からと思っていたが、カンボジア船の玄関は富山港でもあったのだ。

廻船(北海道、上方行き)と今の船(プノンペン行き)
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帰りは、越後湯沢経由で帰るのかと思いきや、駅に行くと7月の雨の影響で不通となっていたと知らされる。そのため特急はくたかで長岡まで行き、そこから上越新幹線へ。

富山の黒ラーメン。遅ランチにいただく。
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歩くだけ歩き、食べるだけ食べた4日間。国内にしてはゆったりで、いい旅だった

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Sainah

Author:Sainah
仕事&興味:途上国と開発援助 [セクター] 農業・自然環境・生態系
少数民族、伝統文化、科学・技術、時間管理、組織マネジメント、外国語(☜ 日本語とあわせて日々奮闘中)、海より山、温泉、古いもの好き、ABBA、中島みゆき

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