卒業スピーチ


週半ばに入ってきたSteven Jobs 逝去のニュース。彼の偉大さは言うまでもないが、個人的には彼のわかりやすく迫力ある言葉が大好きだった。変革を恐れない勇気とその実行力に裏付けられた言葉だから、心に迫るのは自然なことだとは思う。なかでも彼のスタンフォードでのスピーチは象徴的だ。

米国の卒業式のスピーチは卒業シーズンの一大イベントだし、それを依頼されることは名誉なことなのだろう。2002年春に卒業した私の留学先では、ワンガリ・マータイが卒業式のスピーカーだったことは前述の通りだが、今日はその選び方について。

年が明けて1月から春学期が始まる。春学期は卒業前の最終学期で、イースター休暇前からは卒業への準備が始まる季節でもある。もちろん学生は授業のほかの卒業するための論文やらプロジェクト、就職活動に忙しいものの並行して、2月くらいにクラスの中で卒業スピーカーに招きたい人のリストアップが始まる。呼ぶ人は有名無名、学校へのゆかりの有無を問わないのだが、「この人の話こそぜひ聞きたい!」という人がノミネートされる。私の時は15~20名くらいリストに挙がっていたように思う。職業も様々で、政治家だったり、作家、大学の先生などなど。留学生からすれば「この人だれ?」みたいな米国人しか知らないような人もリストに入っていた。覚えているのは ワンガリ のほかにAl Gore、 Stephen Jay Gould だった。リストの中で、この人にと思う人に学生がひとり一票メールで投票するシステムだった。よくわからないなりに私は Gould に入れた。グールドは有名な生物学者であり作家で、日本でも『ダーウィン以来』始め多くの著書で知られている。もと生物畑の出身としては、し、生グールドに会いたい、一目みてみたいとのミーハーな思いで決めた。結構高い位置にランクインしていたように覚えている。

その先はショートリストを作成し、トップ5 くらいに順次、打診していくらしい。結果的にワンガリだったが、ほどなくして 我らが Stephen Jay Gould  は選ばれても来られるはずがなかったと知る。同年の夏、まさに卒業する5月に訃報を聞いたからだった。

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Sainah

Author:Sainah
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少数民族、伝統文化、科学・技術、時間管理、組織マネジメント、外国語(☜ 日本語とあわせて日々奮闘中)、海より山、温泉、古いもの好き、ABBA、中島みゆき

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