左利き

一昨日の新聞に、左利きの話が出ていた。

  国や人種を問わず、約9割が右利きだが、右利きが多い理由として諸説あるという。
  遺伝子説・・・右手を動かすのは左脳だが、言語を操る人間が言語中枢のある左脳を進化させるのに伴い、自然に右利きが増えてきた。(*1)その過程で大きく関与したのが遺伝子の働き。
  環境説・・・胎児期や出産時に脳への圧迫などを受けた際に、後天的に利き手が決まる。
  その他の諸説・・・脳内ホルモンの影響、あるいは、心臓のある体の左側を左手で守りながら
  右手を働かせていた結果、などなど(*2)。              
                                        (4月18日 日経プラス1より)

よく外国の政治家やスポーツ選手が左手でサインをしている様子を目にする(確か、オバマ大統領も左利きだったような?)ので、日本でも諸外国でも左利きは1割程度だとはちょっと意外だった。米国では左利きの人を多く見たし、何より左利きが立派な市民権を得ていると感じていたこともある。というのも、大都市でなくても、左利き用のペンやはさみ、キッチン用品が、当たり前のように出回っていた。選択肢が示されていることは、左利きが排除されていない社会をみるようで何だかうれしいものである。

実は私も学齢期前までは左利きだった。当時、明治生まれの祖母に「左利きではお嫁にいけない」と言われた(!)のを発端に、幼稚園の先生や母に矯正されたらしい。お陰で、学校での習字で苦労するわ、硬筆でもふにゃふにゃしたアンバランスな字しか書けないわ、いいことはあまりなく、手書き礼讃の風潮を恨めしく思ったことも。それだけに、ワープロやPCの登場は私にとって天の救いとも思えた、画期的なことだった。自筆でないと心がこもっていない、という声など、もはや耳に入らなくなっていったのも今は昔のこと。もし今でも自筆しか書く手段がなかったら、ものを書かない人間になっていたかもしれなかったのだ。そう思うと、技術の進歩って素晴らしい~。

さらに私の家族は、私以外はみな左利きである(*3)。となるとこれはもう、遺伝かとも思えてしまう。同世代だった保育園の先生に、子どものことで何度か念を押すように聞かれたものだった。「利き手を(右に)直さなくてもいいですか?」「ホントにいいんですね?」ホントに、の真意を聞いてみたかったがともかく、もちろん答えはノーだった。



*1 ここで、遺伝子とするには飛躍がある気がするが、まあいいとしよう。
*2 もうこうなると、だれか科学記者が書いた記事を読みたい~、と思ってしまうのだが・・・。
*3 そのため我が家では外食時、利き手によって座席が自動的に決まってしまう仕組みが、いつの間にかできていた。ベンリというか変わり映えしないというべきか?





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Sainah

Author:Sainah
仕事&興味:途上国と開発援助 [セクター] 農業・自然環境・生態系
少数民族、伝統文化、科学・技術、時間管理、組織マネジメント、外国語(☜ 日本語とあわせて日々奮闘中)、海より山、温泉、古いもの好き、ABBA、中島みゆき

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