雲南の茶林

森林でコーヒーを栽培というのは Agroforestry の代表的な事例で、中南米で散見される。それが中国となるとさすがお茶の国、昔から森林の中でお茶を栽培している地域があるというのだ。今回のフィールドの目玉はその森林の茶畑(ヘンな日本語だがここでは tea forest のこと)。

まず、これは普通の茶畑。雲南でなくてもお茶の栽培地域なら中国で広く見られる景観。
9+tea.jpg

一方で、今回訪れたのはミヤンマーにほど Mangjing Village 。ここに住む Bulang People という民族が、先祖代々伝わる、森林生態系の中でお茶の栽培法で、古いと約 1300年の木(茶木?)になる。

ではどんな木か、というと下の写真の中低木で、中には新茶をとるために人間が木にのぼらなければならない高い木もある。
10+tea+forest.jpg 11+tea+forests.jpg

茶畑といっても、普通の茶畑と違って若木に近く、成人の背丈を超える高さの木もある、茶林に近いがそう書いて「なるほど~」とうなずいているのは日本人だけで、一同キョトンとしている。彼らは「古林」と呼んでいるらしい。
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質がよく味もおいしいとそれなりの価格で中国市場で(雲南近隣がメインのようだ)売れている。しかしそれはこの数年のことで、それまでは生産性が高い茶畑での普通の栽培法が好まれていた(というより政府によってそのように奨励されていた)。しかし先の生物多様性の話や、お茶の品質が高く経済的収益が見込めることから、政府は近年、森林での茶栽培法を奨励し始めている。下の写真は、茶畑から森林内茶畑への移行中のもの。
14+tea+transition.jpg
茶生産にかかる労働力の比較は(labor intensity) はどうなのだろうか、これも知りたいところ。

この地域でとれるお茶は日本でも聞くプ―アール茶で、新茶だけでなく発酵させたお茶も売っている。直径18センチほどの丸い形で、お茶は発酵して固まっている形から、tea cake と呼ばれている。これ↓
Jinghong+tea.jpg

これからお茶を飲むまではどうやって?というと
隣にあるナイフで切り崩して茶を急須に入れる。蒸らす時間は短く30秒もない。

日本人がこのお茶を飲むまでにちょっとひと苦労ありそう。



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Sainah

Author:Sainah
仕事&興味:途上国と開発援助 [セクター] 農業・自然環境・生態系
少数民族、伝統文化、科学・技術、時間管理、組織マネジメント、外国語(☜ 日本語とあわせて日々奮闘中)、海より山、温泉、古いもの好き、ABBA、中島みゆき

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