戻ってきた北の湖


北の湖が戻ってきた、らしい。
ニュースによれば、相撲協会の理事選挙で、理事を10人選び、そこから理事長として北の湖を満場一致で選んだとか。

そのニュースを聞いて思ったこと。
あ~、北の湖ったら柄にもなくまたこんな難題に取り組んじゃって。

でも、何となく北の湖らしい。
強いけれど不器用で、ただひたすら正面から取り組んでいった(それしかできなかった)彼の相撲とよく似ている。

ほかのだれが理事長になるよりも自然なことに思える。
相撲が好きで相撲に育てられ相撲の世界しか知らず、相撲界の厳しさも問題も隅々まで知り尽くしている。そんな北の湖が、相撲協会のためにもういちど一肌ぬぐ決意をしたのだろう。

北の湖の時代のほかの力士といえば、
みな北の湖ほど強くないのに、女性ファンが多いか、個性的か、とにかく人気があった。
思いつくままに列記してみよう。

 輪島―北の湖の最大のライバル。よくわからんがユニークなのか個性的なのか、現役の頃はテキトーに人気があった。黄金の左手とか言われていた。
 初代貴ノ花、怪傑、二代目若乃花、若島津、霧島、寺尾―相撲界の中ではダンディな方で人気あり
 増位山、たぶん若島津(再登場)も―歌がプロ並みに上手、話もうまいから人気。
 高見山、小錦―当時はまだ珍しかった外国人力士ということもあり、お茶目で人気があった。高見山はなぜか北の湖には強く、勝っては館内を沸かせ座布団が舞っていた。
 朝潮―なぜか一部の女性にもてていた。ある時、知り合いの素敵な女性に「朝汐の大ファンなんです~」といわれて返答に窮した記憶あり。
 黒姫山、富士桜、鷲羽山―ダンディでも個性的でもないし取り立てて強くもないのに、なぜか北の湖よりは人気があったから、世の中ってつくづく不公平だと思う
 三重の海、旭國―苦労人ゆえに声援多し。北の湖は若くして横綱になったが、苦労していないっていうわけでもないと思うが。。。北の湖と対戦するといつも声援を向けられていた。特に旭國は悲願の優勝を北の湖に阻まれたのだから、その時の場内ときたら。
 千代の富士―きっと小さいのに強かったからだと思う。この頃から相撲を見なくなったので記憶が薄い。

まあざっと記憶を辿ってこれだけいても、この中で一体何人か今も相撲界に残っているのだろう。
北の湖はきっと命ある限り相撲界にかかわり続けるのだと思う。
今の相撲ファンや今でも国技館に通い続けるお客さん(つまりリピーター)は、北の湖の時代(1970年代)の相撲を知っている層が少なからず多いのではないかと思っている。なぜならあの頃の相撲は本当に面白かった。決勝戦となれば、あるいは優勝の行方を占う一番は力が本当に入っていたし、水入りも多かった。スポーツとしては地味でニュースの取り扱いもマイナーだったけれど、国技としての相撲や横綱の品格について疑問を感じるすきまもなかった。いや、あれはスポーツとひとくくりにできない何かがあった。

だから大横綱といえば、昔は双葉山や大鵬だったのだろうが、私にとってはやっぱり北の湖だ(カラオケと一緒で世代がわかるというもの)。四横綱時代でもあったのに、ほかの横綱の印象はあまりに薄い。

あの「にくらしいほど強い」と言われ続けた北の湖が、そのふてぶてしさをいい方向で発揮する姿をせめてもう一度、少しだけでも見せてほしい。あの頃は普通の女の子が相撲ファンだというのも憚られた、そんな時代に声援を送っていたかつての相撲ファンの願いです。


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Sainah

Author:Sainah
仕事&興味:途上国と開発援助 [セクター] 農業・自然環境・生態系
少数民族、伝統文化、科学・技術、時間管理、組織マネジメント、外国語(☜ 日本語とあわせて日々奮闘中)、海より山、温泉、古いもの好き、ABBA、中島みゆき

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