休むことの大切さ


梅雨が明けて夏日が続いていたが、このところ少し暑さも和らいでいた東京の夏。しかし今週は半端じゃない猛暑が続いている。

なのに(?)このところすこぶる体調がいい。7月に届いた健康診断の結果だけみても、少なくともこの2年余りでベストの健康状態だろう。特に、昨年の健康診断では要注意と出たコレストロールが、今年は正常範囲の真ん中まで下がったこともあり結果は上々。ちなみに、コレストロール低下は、ヨガ効果とタマゴ節制(この一年はタマゴ料理をほとんど食べなくなった)、夕食は野菜料理メインにシフトした賜物だと思っている。

それとは別に、暑さ疲れこそ感じるが、それでもピンピンしているのはなぜ?と我ながらやや不思議に思っていた。思い当たることは、7月からずっと週休3日できていることだ。

7月は休日もあったし、我が職場ではとかく夏休み取得が奨励されている。去年、今年と旅行に出られない状況でもあるため、この有難い制度のおかげで、週一で休みをとらせていただいている。それが、月曜だったり金曜だったりすれば3連休となる。もっとも、奨励制度がなくても今の私は休める範囲で積極的に休みを取得しいるだろうが、これは前職で学んだことでもある。前職場は外資だったこともあり、週4日勤務を15年間続けた人とか、3週間の休みを取る人などザラにいた(ただし全員、外国人)。不要不急の仕事がなければそれでいいと思う。

欧州のバカンスの長さは有名である。例えば先月7月にメールすると、3人に2人は、長期不在の自動返信メールが帰ってきた。戻ってくる日付から推測するに、最低3週間はとっていると思われる。欧州だけではない。隣町にある某店は、中国人だけで回している小さなお店だが、「7月22日~8月14日まで休みます」と貼り紙が出されていた。朝から晩までひたすら働いている従業員もろとも、故郷でゆっくり休んでいるに違いない。

休みと言えば思い出すのがある美容院のNさんだ。一昨年、長年お世話になった行きつけの美容院が店じまいとなった。若い時はいろいろな美容院に行ってみたものの、結局そこが一番よく、この数年はいつもそこに決めていた。若いスタッフもいるし、まだまだ10年以上はお店も続くと思いこんでいたので、店じまいの連絡を聞いて慌てた。何でも、「そろそろ休みたいと思い決心した」とのこと。それを聞いて、Nさんが昔ふと漏らした言葉を思い出した。もう20年ほど前のことだ。

数日の休みをとる(数日間、美容院を休みにする)ことはまずない、という話の流れで、彼女はこう言ったのだ。
「日本はまだまだ休みに対する風当たりが強くてね。このお店も2日(連日)でも休むと、商売繁盛していていいわね、といった目で見られるのよ」

これには、休みにくいということと、その背景に休むことをよしとしない人の目がある、という二つのメッセージが読み取れる。その時はまだ学生だったし、そんなものかという程度の受け止め方だったが、その後、社会に出てからは「休めない組織文化はひどい」 と思うようになった。それだけに、これからはゆっくり休みたい、と言われればもう何も言えなかったし、その気持ちを尊重するしたかなかった。

その美容院は閉店となり、美容院で使う設備の一部は東北の震災を受けた美容院に寄贈されたらしい。その跡地は今、隣の医院の駐車場となっている。その前を通るといつも思い出す。Nさんも今はゆっくり休まれているかな、と。そして、日本でももっと、どんな職業であれ、お店であれ職人であれ勤め人であれ、カレンダーとは別に一定の休みをとることが普通の文化になればどんなにか住みやすい社会になるかと思う。

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Sainah

Author:Sainah
仕事&興味:途上国と開発援助 [セクター] 農業・自然環境・生態系
少数民族、伝統文化、科学・技術、時間管理、組織マネジメント、外国語(☜ 日本語とあわせて日々奮闘中)、海より山、温泉、古いもの好き、ABBA、中島みゆき

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