クリスマス前のマニラ


クリスマス前のこの時期にフィリピンで仕事になるのか、という質問をよく受ける。
答えは仕事相手による、だと思う。

もしかしたら、通常は仕事にならないのかもしれないが、今回の仕事相手は本当によく付き合ってくれた。もちろん互いにこの時期ではなければという必要性があってのことだったが、それにしてもとことん付き合いまた協議を進めるその姿勢には誠意を感じた。ひとつは、今回の相手チームのボスがそれほどパーティー好きでないということも幸いした。また、仕事の進め方もそうだが、特にこういう時期は職場のカラーも色濃く出ると思った。たとえば、どの職場も外観から内部までクリスマスの飾りがなされるが、ホテルなどのサービス系だと華やかでも、固い職場だと白などンシンプル系の飾りに終始し、技術系の職場に至ってはその地味さ加減がかえって目立つほどだ。

フィリピンに行く前、いかに無謀にもクリスマスモードの中に突入していくのか、という心配や覚悟もあった。しかしマニラに着くや、クリスマスの飾りはそこここに見られるものの、日本の街のクリスマスデコレーションと大差ない。街全体を見てもそれほどお祭り気分にもみえなかった。通りによっては華やかなデコレーションもあるが、それとて日本でもどこでも同じこと。日本でも、年末年始や祝祭日に国旗が並ぶ沿道や国旗を立てて走るバスがあるかと思えば、同じ街でもたいして飾らない区域もある。ほぼそんな感じだった。

ただし、クリスマス前の金曜日はさすがにすごかった。どの職場も盛り上がり最高潮らしく、昼前からチキンやご馳走のケータリングが運び込まれていたり、クリスマスプレゼントや風船の準備があちこちで見られ、また職員の家族(特に子供)が職場に集まり始めていた。マニラの通勤事情も大変だと聞くし、通勤時間も1時間以上はかかる人も多い中、家族がこうして集まってくるのだろう。外ではパーティーが始まり、音量もなかなかでダンス場と化しているらしい。そんな中、最後の詰めを一室でしている我々は、やっぱりどこか「招かれざる客」の気分だった。

マニラ滞在中、日本人の誘拐事件や空港での銃撃でフィリピン人犠牲者が4人出るなどの痛ましい事件もあった。祝祭日や休暇シーズンに事件は多発するのだと、マニラ在住のフィリピン人は口をそろえて話す。

そうした2週間を終えて帰ってみると、日本は冬真っ只中だった。慌ててコートを取り出し家路を急いだ。

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プロフィール

Sainah

Author:Sainah
仕事&興味:途上国と開発援助 [セクター] 農業・自然環境・生態系
少数民族、伝統文化、科学・技術、時間管理、組織マネジメント、外国語(☜ 日本語とあわせて日々奮闘中)、海より山、温泉、古いもの好き、ABBA、中島みゆき

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