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基準は自分?

いまさら、インド人の自分が正しい、というオレ様的態度に驚きはしない。それでも、この余りある自信は一体どこから来るのだろう、と思う人に会うことがある。あくまでも傾向としてだが、根拠のない自信に満ちあふれているのはフィリピン人やインド人が多い。ひとつには、おそらく小さい頃から自信を持って生きるように育てられているのだと思う。特に、フィリピンの子供は「あなたは素晴らしい、みんなあなたが大好きよ」とほめられつづけ(決して叱られず、あまやかされ)大きくなる。

今朝、我々はミーティングに向かう移動中であるインド人と歩いていた。朝9時から始まる予定でそれに間に合うかやや心配になりながら、だんだん私は足早になっていた。ところがそんな私を見て彼曰く、「何も心配ないよ。我々の到着した時間が正しい時間だ。それより前は早く来すぎ、遅くは遅刻」と言い切る。どうしてそんな考え方ができるのだろうと思っていたら 「こういう見方もあるということさ。ま、僕はいつもそういう考え方をするけれどね」

昔の同僚だったインド人も言っていたっけ。「インドは人口が多いからね。それは学校に入る試験だけでなく、仕事ひとつとっても競争相手が多いということ。そうなるとインド人の間では目立つしかないんだよ。そうして生き残るには自分中心に考えるしかないように刷り込まれていくんだ」

逆に、まず日本人にはいかにも自信家をみることはない。たとえ自信家の日本人がいても、まあこの人ならそう思うのも頷ける、といったケースはある。鼻につくくらいの自信家に会ったことがあるとすれば、学者や研究者くらいだろうか。自信は謙譲を美徳とする日本社会に相容れないのかもしれない。かつて「自信のある日本人」は「自信のないアメリカ人」と等しくあり得ないニュアンスに感じる、と言われたことがあり、なるほどと思った。問題は、そういう日本人がそのまま海外で過ごしているとやりづらい、楽ではない。下手をすれば「あの人自信がなさそうで仕事ひとつ頼めない、信頼できない」と言われかねない。ありのままの自分を保ち受け容れてもらいながら、必要な時には堂々と主張する―この辺のバランスがなかなか難しい。一部しか知らないことをあたかも知っているかのように話す、ハッタリに近い話しぶりも、仕事のスキルの一つと感じる今日この頃である。

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Sainah

Author:Sainah
途上国と開発援助、農業・生態系、少数民族、伝統文化、科学・技術、時間管理、組織マネジメント、外国語(☜ 日本語とあわせて日々奮闘中)、海より山、温泉、古いもの好き、ABBA、中島みゆき、海外ドラマ

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