変わらないもの


自分でもうすうす感じてはいたのだが、最近とみに自覚するようになってきたこと――それは、変化やダイナミクスが根っから好きなのだということ。基本的に、変化をみたり物事が動いていくのが好きなのだ。だから、うまくいくかわからないけどやってみよう、とあてがなくても動いてしまう。その結果、ヤケドしそうになったこともあるにはあるけれど、こればっかりは性分だから仕方がない。そのうえ結果的に大ケガにならないできたから、しばらくすると懲りずにまた挑戦してしまう。でも総じてみれば、それほど悪いこととも思わないので、あまり反省していないようだ(^^;)。

さて、マイケル・ジャクソンが亡くなったとの報道。
私はファンではなかったけれど、彼の名前を聞くといつも思い出すことがある。それは子ども時分のペンパルとのやりとり。ペンパルとは、今のインターネット社会をすいすいと泳いでいく若い世代や子どもたちにはピンとこないかもしれないが、いわずもがな海外文通相手。私のペンパルは、カナダ・オンタリオ州に住む同い年の女の子だった。名前はルイザ。14歳の書く手紙だから、趣味やら学校での出来事など、かわいいやりとりが、2~3ヶ月に一度の割合でポツポツと続いた。といっても写真からは、どうみても18歳(ルイザ)と10歳(わたし)くらいにしか見えない2人だった。

ある時、「私は『大草原の小さな家』が好きです」と書いてみた。続いて、アメリカ・インディアンの歴史に興味があります、とも。返事が来て曰く、
「私は『大草原の小さな家が』が全然好きになれません。ストーリーが退屈だからです。私のお気に入りは、マイケル(THE Micheal)です。もう彼に夢中!彼のでる番組は何でも見ますし、コンサートに行くのが夢です」
マイケルは別にいいけれど、それにしてもずいぶんハッキリ書くのね~、と思ったものである。もちろんインディアンなんて触れられてもいなかった。なのに、不思議と文通はしばらく続いた。どうしてかわからないけれど、お互いに、相手の国や社会のことをまったく知らないがための、自然な好奇心がそうさせたのかもしれなかった。

彼女の人生にもいろいろあり、その後もしばらくの間、私を驚かせ続けてくれた。会いたいと思ったこともあるのだが、互いに引っ越したりして連絡先がわからなくなってしまった。でもこの時代なら、生きていればどうにでも居場所がつかめそうな気がしないでもない。彼女が元気で生きていて、かつインターネットユーザーならば、の話だが。

ちなみに、マイケルのファンだと彼女が切々と書いて来たとき、即座に「マイケルってだれだっけ?」と思った。そして今でも、その「マイケル」に対する私の知識なんて、当時とほとんど同レベルである。変わらないものは変わらない。変わり得ないのだ。

マイケルを失ったルイザは今、どこでどうしているのだろうか。懐かしい思い出を振り返っているのか、涙にくれているのか、少女の戯言だったとドライにとらえているのか。ふと、いつも強烈な印象ばかりを残してくれたペンパルを思い出した金曜の夜。


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プロフィール

Sainah

Author:Sainah
仕事&興味:途上国と開発援助 [セクター] 農業・自然環境・生態系
少数民族、伝統文化、科学・技術、時間管理、組織マネジメント、外国語(☜ 日本語とあわせて日々奮闘中)、海より山、温泉、古いもの好き、ABBA、中島みゆき

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