入試シーズン

2月に入り、どこも入試シーズンのようだ。都内の某大学は、先週は別の大学の入試会場になっていたが、今週から看板ひとつで某大学の入試会場に早変わり。大学も生き残りをかけているのだろうけれど、かつて地方の大学が東京で出張入試を行うことなどあっただろうか。そして、キャンパス内に設置された「付添い人控え室」。いずれも今のご時世なのか、隔世の感がある。

そういえば長かった学生時代、入試バイトが回ってくるのも例年2月だった。バイトは入試監督の補佐で、問題と解答用紙を配布し、受験票の確認、時間が来たら問題と解答用紙を回収し、最後に枚数を数えて入試事務局へ提出、というお決まりの作業。やれ鉛筆を落とした、やれ消しゴムを忘れた、時には部屋が暑いだの、入試問題に関する以外のリクエストにはできるだけ応えるスタンスゆえ、慣れないスーツに身を包んだ大学院生が教室内をちょこまか動く破目になる。その間、デンと中央の机にいる試験監督の先生は、試験前の常として受験心得なるものを読み上げる。
「時計の電卓・アラーム機能があればとめること」
「試験終了前はもう一度、解答用紙に受験番号と名前の記入忘れがないかを確認すること」
言わずもがなの項目ばかりに、律儀に読み上げる先生も実は同じ思いなのだろう、無味乾燥なトーンでの棒読みが続く。ここで、軽い冗談のひとつでもさらりととばせば場の雰囲気も和むものを~、と思ったものだが、どうもそういう考えを抱くこと自体が不遜らしい。このくらいはまだよくて、コマリモノの受験心得がひとつあった。
「試験中にトイレに行きたくなった者は黙って挙手をすること。試験官の指示に従って…」
すると心理的に誘導されるのか心配になるのか、必ず1人や2人は手が上がる。そして挙手の主が女子学生で試験開始後の場合、ほぼ百パーセント、私がお供としてついていくことに。寒い廊下、お世辞にもモダンとは言い難い目的地。落ち着いてがんばってね、とでも言おうにも、マジメそうな受験生には無用かもしれないし、逆にかえって焦りや緊張を与えるのも不本意。知らない人をトイレの前でひたすら待つという間の悪い思いをしていると、こうしてしょーももないことばかりに頭が動く(^^;)。

それでもこの季節が来ると思う。冬来たりなば春遠からじ。大学入学はほんの始まり。その先には開かれる扉もあれば未知の扉もある。なかには開かずの扉だってあるかもしれないけれど、その場合はこじ開けずともわきの塀を乗り越えるなどほかの道を探せばいい。ひとつ言えることはいろいろな可能性が待っているのだよ~。ということで、がんばれ受験生!

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Sainah

Author:Sainah
仕事&興味:途上国と開発援助 [セクター] 農業・自然環境・生態系
少数民族、伝統文化、科学・技術、時間管理、組織マネジメント、外国語(☜ 日本語とあわせて日々奮闘中)、海より山、温泉、古いもの好き、ABBA、中島みゆき

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